社会的なインパクト(衝撃・影響)を投資の尺度に加えることで社会をより良くしつつ、長期的な目でみればリターンも得られるという『(社会的)インパクト投資』。
ESG投資やSDGsとともに昨今注目を浴びている考え方です。
しかし、結論からいうと書籍として発刊されているものは数が少ないのが現状です。
今回はそんなインパクト投資を学べる本をご紹介します。
インパクト投資を学べる本・レポートまとめ。投資で社会貢献しよう!
社会的インパクト投資を学ぶために本だけだと本当に数が少ないので、専門機関が作成した社会的インパクト投資に関するレポートもご紹介します。
インパクト投資の考え方を学ぶ上で役に立ちますのでチェックしておきましょう。
インパクト投資~資産運用で社会貢献~
著者の伊藤慎佐仁さんはソフトバンク、SBI証券、ヤフーなどで金融メディアを中心に活躍してきた方で、現在はインパクト投資を専門に手掛けるネクストシフト株式会社の代表を務めています。
こちらの著書にはインパクト投資が注目され始めた背景や、その社会的意義を体系的にまとめており、発展途上国におけるマイクロファイナンスの事例やネクストシフト社の創業理念なども学ぶことができます。
非常に読みやすい書籍ですので、インパクト投資を学ぶには良い書籍ですよ。
なお、電子書籍Kindleをもっている方は『Kindle Unlimited』で無料でよめます。
その他の社会的インパクト投資に関するレポート
その他、社会的インパクト投資に関するレポートが各社・機関からでてますので合わせてご紹介します。どれも無料で読めますのでインパクト投資を勉強するなら一読の価値ありです。
社会的インパクト投資シリーズ(大和総研)
まずは大和総研の社会的インパクト投資シリーズ。
1~3まで出ており、ページ数こそ少ないですが充実した内容となっています。
社会的インパクト投資に関する一般消費者意識調査
こちらはSIF(社会変革推進財団)という機関が2019年に調査したインパクト投資の認知度に関するレポートです。インパクト投資の考えはまだまだ社会に浸透していないことが浮き彫りになっていますね。
社会的インパクト投資序論
公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構が作成した『社会的インパクト投資序論』。混同されがちなESG投資との違いを明確に示すとともに、インパクト投資の歴史と事例を端的にまとめており、読み応えがあります。
まとめ
今回はインパクト投資を学べる本・レポートをご紹介しました。これまでの資本主義は自然環境や労働者の生活を犠牲して経済発展を遂げてきました。しかしそれは、必ずしも私たちの生活を幸せにしたとは言い切れません。
社会的インパクト投資が世に浸透して当たりまえのように実践されるようになれば、きっと今よりも幸福度の高い社会が実現するのではないでしょうか。
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