- ESG関連5つの投資信託
- ESGに関するETF
昨今、ESG(環境、社会、企業統治)に配慮できる企業への投資が注目を浴びております。
しかし、企業のESG評価は個人には難しい面もあり『ESG投資をやってみたいけど、銘柄選別がなかなかできない…。』とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そんな時は投資信託を利用するのが賢い選択かもしれません。
というわけで今回は、ESG関連の投資信託を5つと上場投資信託を2つご紹介します。手軽にESG投資を行うために、ぜひこの記事をお役立てください。
8年目投資家が選んだ『ESG投資ができる投資信託』5銘柄
※YouTube動画もご用意しましたのでぜひご視聴ください。
まず初めに、ESG関連の投資信託はまだ数が多くなく、資金もそれほど集まっていない印象です。そのため、純資産総額が小さいファンドが多いので償還リスクには注意してください。
ブラックロックESG世界株式ファンド

設定日 | 2015/09/30 |
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アセットクラス | 海外株式 |
純資産総額 | 10.7億円 |
信託報酬 | 0.3608% |
ブラックロックESG世界株式ファンドは、企業のESGに着目して先進国の株式へ投資をする投資信託です。
この投資信託はファンド・オブ・ファンズ形式(ファンドに投資するファンド)で、BSF ブラックロック・インパクト・ワールド・エクイティ・ファンドを通して各国の株式へ投資してます。
国別にみるとアメリカが65%ほどで次いで日本に8%ほど。イギリス・フランス・ドイツ・オランダなどヨーロッパ諸国が続きます。
組み入れ銘柄上位にはGAFA、ホームデポやコストコなど優良銘柄がランクイン。
セクター別にみると情報技術とヘルスケアで35%程度占めており、アフタ―コロナにおいても高いリターンが期待できるポートフォリオになっています。
日本ESGオープン

設定日 | 2005/8/12 |
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アセットクラス | 国内株式 |
純資産総額 | 18.65億円 |
信託報酬 | 1.54% |
日本ESGオープンは、岡三アセットマネジメントが運用する国内株式投信です。TOPIXをベンチマークとしつつ、ESG評価を考慮して企業価値向上が見込める銘柄を選定し投資します。
組み入れ銘柄上位はソニー、任天堂、日立、伊藤忠商事、代金、NTT、ホンダ、ソフトバンクなどほとんどが東証一部上場企業で構成されています。
業種別にみると、TOPIXをベンチマークとしているため電子機器と化学にやや偏りがありますが、十分に分散できていると言えるでしょう。
信託報酬が1.54%と高いこととTOPIXをアンダーパフォームしている点が気になりるところ。
ESG投資の足掛かりとして投資対象にしてみていかがでしょうか。
こちらのファンドは楽天証券から購入できます。
Smart-i 先進国株式ESGインデックス

設定日 | 2019/10/30 |
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アセットクラス | 海外株式 |
純資産総額 | 1.58億円 |
信託報酬 | 0.286% |
Smart-i 先進国株式ESGインデックスは、りそなアセットマネジメントが運用するインデックスファンドです。
『MSCI-KOKUSAI ESG リーダーズ指数』をベンチマークとしており、アメリカに62%ほど。日本は投資対象から除かれています。
組み入れ銘柄上位はマイクロソフト、グーグル、ジョンソンエンドジョンソン、P&G、ホームデポなど米国の優良企業が名を連ねており安定したリターンが期待できます。
2019年に設定されたばかりのファンドのため、純資産総額はまだ1.5億円と小粒ながら信託報酬が0.286%と非常に安く、ESG投資を考える上で魅力にあふれた投資信託といえます。
Smart-i 国内株式ESGインデックス

設定日 | 2019/10/30 |
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アセットクラス | 国内株式 |
純資産総額 | 3.44億円 |
信託報酬 | 0.2365% |
こちらは、Smart-i 先進国株式ESGインデックスの国内ver。
『MSCI ジャパン ESG セレクト・リーダーズ指数』をベンチマークとしており、日本株のみで構成されています。
トヨタやソニー、キーエンスなど大企業が組み入れ上位銘柄にきており、ESG評価を得るためには企業として一定規模必要であることが見て取れます。
純資産総額は3億円超とまだ小さいすが、信託報酬が安価で魅力的なファンドです。
eMAXISジャパンESGセレクト・リーダーズインデックス

設定日 | 2018/10/22 |
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アセットクラス | 国内株式 |
純資産総額 | 4.41億円 |
信託報酬 | 0.44% |
最後はかの有名な三菱UFJのeMAXISシリーズから、eMAXISジャパンESGセレクト・リーダーズインデックスをセレクト。
このファンドは『MSCI ジャパン ESG セレクト・リーダーズ指数』をベンチマークとしたインデックスファンドであり、先ほどのSmart-i 国内株式ESGインデックスと同じですが信託報酬が0.44%と高いのが難点です。
設定日が1年ほど早いため、後発のSmart-iにお株を奪われた印象ですね。eMAXIS Slimシリーズ並に手数料が安くなれば投資を検討しても良いかもしれません。
ESG投資ができるETF(上場投資信託)
最後にESG投資ができる上場投資信託もご紹介します。
昨今はESG投資ETFが増えており、モーニングスターの調べによると2019年12月時点でESG関連ETFはなんと81銘柄にも及ぶそうです。
その中でも日本の証券会社から投資できるのは下記の2本。
- 『iSharesMSCI米国ESGセレクトETF』(SUSA)
- 『グローバルX ESG経営企業 ETF』(KRMA)
とくにブラックロック社のSUSAは設定日が2005年と古く、経費率が0.25%と比較的安いのが魅力。ここ10年の年率平均リターンは13.24%と申し分ない成績です。
米国ETFに投資されている方は、こちらも検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回はESG投資信託ならびにETF銘柄をご紹介しました。
企業は利潤の追求だけではなく環境への配慮や社会的な責任を果たせるかといった世間の厳しい目にさらされております。
投資家の目も同様であり、SDGsや社会的インパクト投資とともに今後ますますESG投資の考え方が重視されるでしょう。
先駆けて投資しておくと思わぬリターンが得られるかもしれませんね。
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