FP1級の勉強法を知りたい。
独学で受かるか知りたい。
高い教材は必要?
といった疑問を本記事で解決できます。
私はFP1級の勉強を2022年2月から始め、5月試験で合格しました。独学で約3か月間。教材費用はぜんぶで1万円以下です。
結論、試験日に向けて「画像を鮮明にする」イメージで学習を進めれば、独学でお金もかからず合格を目指せます。
本記事の内容を実践して、かけた時間とお金以上の実力をつけましょう。ぜひ参考にしてください。
独学で1級ファイナンシャル プランナー技能士を目指す勉強方法
- プレ期「学習の準備」
- 開始期「ざっくり全体理解」
- 前期「応用の計算」
- 中期「穴埋め・基礎」
- 後期「細かい論点を詰める」
+αとして「ながら学習」を行います。
プレ期「学習の準備」
FP1級学科試験では、学習の準備が超重要です。
その理由は【社会人向け】2級FP合格者”効率のいい勉強法”で1級FP技能士も受かる説で述べたとおり、短期間で戦略的な学習が求められるからです。
学習準備を「教材・環境・スケジュール」の3点からお伝えします。
私が使った教材は下記の通り
私はメルカリで数年前のをやす~~く買いました。

多少古くても、まったく問題ありませんよ。
さて、ネットでは無料で勉強できるコンテンツがあります。積極的に活用するため事前にチェックしましょう。
ほんださん / 東大式FPチャンネル
ほんださんのYoutubeは「理解」を優先に作られた画期的なチャンネルです。
試験開始期にざっくり全体を理解する、直前期に難解論点を整理するなど…様々な使い方ができ、試験期間中ずっとお世話になります。
せいのFPチャンネル
せいのさんのYoutubeチャンネルは、過去問解説と出題予想をメインにしています。
前半期の応用編の計算パターン、直前期の出題予想などが非常に有益です。
無料WEBテキスト「FP1級wiki」はその名の通り、TACやきんざいのテキスト顔負けの情報量が掲載されたサイトです。
各論点、ポイントを抑えてつつ網羅的に解説され、試験開始期~後半期まで長期間お世話になります。
FP1級ドットコムの過去問道場は、過去10回以上の全過去問(基礎・応用)が出題されるクイズ形式のブラウザアプリです。
試験後半期~直前期に、基礎編のアウトプットで実力を底上げできます。
教材の準備ができたら次は学習環境とスケジュールです。
学習環境を事前に整えておけば、勉強効率が圧倒的に向上します。
家で勉強できない社会人が「最高の学習環境」を手に入れる3つの手順を参考に自分のベストな学習環境を用意しましょう。
勉強に取り掛かる前に、学習スケジュールを組んでおくことを忘れずに。
スケジュールの組み方は【社会人向け】”脳が勝手に覚える”勉強計画の立て方【1級FP技能士】をご覧ください。
準備が整ったらいよいよ勉強開始!”あとはやるだけ”です。
FP1級の勉強を始める前に”基礎知識があるか”を確認して下さい。基礎ができた上で応用が身に付きます。目安としてFP2級80%以上取れればOKでしょう。
基礎固めのため、2つのチャンネルで復習しましょう!
開始期「ざっくり全体理解」
試験勉強のスタートは、まずざっくりと全体を把握します。
FPの試験範囲は膨大ですから、「あれ?今何やってるんだっけ?」と自分を見失いがちです。迷子にならぬよう、先に試験範囲全体を見ましょう。
開始期は以下が有効です。
- テキスト通読
- ほんださん分野別講義
- FPwikiさん通読
細部まで覚えなくてOK。1~2週間を目安に次のステップに移りましょう。
前期「応用の計算」
ざっくり全体像を掴んだら、次は応用の計算パターン演習です。
これ以降は【社会人向け】”脳が勝手に覚える”勉強計画の立て方【1級FP技能士】の復習パターンを回します。
精選問題集の応用問題を1日1、2問解きます。
初見の問題は必ず先に解説を読んで下さい。
初めは分からないのが当たり前。考えても時間のムダですし、間違って覚えるリスクがあります。
解説を読んでから解く。間違ったところはもう一度解説を読む。時間がかかってもいいので、初日で理解しきることです。
計算パターンの理解は以下が有効です。
- ほんださんの論点解説
- せんのさん過去問解説
- FPwikiさん応用解法
1分野1週間を目安に学習を進めてください。
中期「穴埋め・基礎」
応用をひと通り終えたら、次は基礎・穴埋めです。
基礎は10問1セットとし1日1セットを新しく学習しましょう。
復習サイクルを回し中盤以降は新規10問、復習40問をします。
初見は解説を読む
↓
テキストの該当部分をマーカー
↓
問題集の解説にテキストのページをメモ
精選問題集の基礎は1分野40~50問なので、1分野1週間を目安に進めます。
全分野1周終えたら過去問の穴埋めに移ります。1試験分を1セットとし穴埋めだけ演習しましょう。

復習サイクルに忠実に、コツコツ継続。試験1か月前を目安にひと通り終えるようにしましょう。
その他、中期は以下が有効です。
- ほんださん穴埋めトレーニング
- FPwikiさんの各解説
- 過去問道場さん
後期「細かい論点を詰める」
いよいよ試験まで1ヶ月を切りました。この時期は、数字など細かい論点を詰めましょう。
知識の整理&丸暗記で試験当日に向け調整。復習サイクルを回しつつ、苦手な論点を積極的につぶします。
直前期に新しいことをするのはNG!
分からないことだらけで翌日から3日間くらい絶望した経験があります…。
私のような失敗をしないように
今までやった問題はカンペキにする!
知らない問題が出たら仕方ない!
といった割り切りが大切です。
その他、後期は以下が有効です。
- ほんださん分野横断
- せいのさん出題予想
- 過去問道場さん
さて、試験開始期から直前期までの勉強方法をお話しました。
初めはざっくり、だんだん細部まで。試験日に向けて「画像を鮮明にする」イメージという意味が伝わったでしょうか。
過去問と「あてる」の使い方
過去問と「あてる」の使い方をお伝えしますね。
私は中期以降、毎週日曜日に初見の過去問・模試を解きました。
そして平日に応用1問を復習します。
過去問や模試の応用も、復習サイクルで回します。最終的に1日基礎50問、応用5問となり、毎日本試験と同じ量をこなしました。
これが正解か分かりませんが、応用編の力はかなり付きましたよ。
ながら学習
最後に、スキマ時間を有効に使う「ながら学習」を2つご紹介します。
耳学
棚田行政書士の不動産大学で紹介している「耳学」は基礎編対策にとても有効です。
片耳が空けば作業しながら勉強できます。FPの難しい言葉も何回も聞けば頭に入りますよ。
Youtube(ほんださん・せいのさん)も耳学できます。ワイヤレスイヤホンは必須なので、投資として買っておきましょう。
ラミネート貼り出し
ラミネートして部屋に貼ってます。
ややこしい論点は大きな紙に書いてラミネート。部屋のいたるところに貼っておきましょう。
通るたびに目に留まり、生活しながら勉強ができますよ。
FP1級の独学勉強方法で合格を掴みとれ!
今回は独学でのFP1級の学習方法をお伝えしました。本記事の内容を実践し、ぜひ合格を勝ち取ってください!
なお、いくら良い勉強法を実践しても集中力がないと実力はつきません。
集中力を上げる方法は【FP1級】勉強に超集中する裏ワザ!ライフスタイルで世界が変わるでお伝えします。