資産運用

【真理】株は結局ギャンブルです。

こんにちは、Drオレンジ(@Dr_orange_bita)です。

今回は”株は結局ギャンブル”ということをお伝えしていきたいと思います。個別株・インデックス問わずギャンブルです。心理的な抵抗を持つ投資家の方もたくさんいると思いますが、ぜひ最後まで聞いてください。納得頂けると思います。

バリュー投資の神髄「ミスターマーケット」

世界最強の投資家ウォーレン・バフェット。その師匠であるベンジャミン・グレアムが著した伝説の名著「賢明なる投資家」には、ある有名すぎるキャラクター(?)が登場します。

そう、皆さんご存じミスターマーケット。

ミスターマーケットをおさらいすると「相場(ミスターマーケット)はただの気分屋さん。価格の変動に振り回されることなく本来の「価値」を見極めて安いときに買おう」という教訓を示していました。

若き日のウォーレン青年はこの教訓に感銘を受けてグレアムの元で学び始めます。

この教訓は一見すると素晴らしいことを述べています。日々の情報に一喜一憂せず、しっかりと会社の価値を見て投資判断をしよう。というのですから、まったく反論の余地がなさそうです。

しかし、この教訓が語られたのは1949年に発売された書籍の中です。インターネットもまだない、第二次世界大戦がおわって間もない頃のお話。相場は人の手で作られ、法整備も十分ではなく市場にはたくさんの「非効率的」な現象が起こっていたことでしょう。

このような市場環境であれば、グレアムのいう教訓は活きてきます。日々の値動きに動じることなく、本来の価値をどれだけ見極められるかというゲームに個人投資家の叡智が発揮されたことでしょう。

失われた「非効率性」

伝説の名著発刊から時は経ち、今は2020年。インターネットの発展はすさまじく、市場参加者はみな良質な情報に瞬時にアクセスできる時代です。

そのような中でグレアムの言うミスターマーケットはどんどん落ち着きを取り戻し冷静になってきました。

集合知という言葉をご存知でしょうか。競馬のオッズなんかに応用される考え方であり、一言でいうと「みんなの意見の平均値は真実に最も近い」という現象を指します。ビッグデータ&AIなんかもこの集合知の延長線上にありますね。大昔に書いた記事があるので、気になる方はぜひご覧ください。

集合知とは何か。株価との関係性を分かりやすく解説します。 投資を始めた皆さんの中には、株価ってどうやって決まっているの?と疑問に思っている方もいるかも知れません。私もそうでした...

Drオレンジ
Drオレンジ
個別やってた時に書いた記事だから主張変わってるかもしれませんが。

大量の市場参加者が瞬時に同じ情報にアクセスでき、売買ができる。このように集合知がよく働く環境下で「非効率的」なプライスがつくことは非常にレアなことなのです。

「効率性」の中に潜む不確実性にベット

しかし、個別株で実際に資産を築いている投資家がたくさんいるのも事実。別に彼らの投資家としての腕を否定しようとは思いません。というか個別で勝ててる人を私は尊敬しています。

なぜなら、「割のいいギャンブル」を見つける能力に長けていると思うからです。

市場は効率的とはいっても「完全」ではありません。コロナウィルスが世界に蔓延し大量の死者を出すことなんて、だれが予想できたでしょうか。明日、予想もしなかったことが起これば暴落・暴騰は当たり前。

現在の効率的な市場価格はあくまでも「現在得られる情報から考えられる、起こりうる未来の平均値」とも言え、効率的な市場価格といえども未来の株価は上昇するか下落するか2つの可能性があります。量子力学の重ね合わせのような状態といえば分かりやすいでしょうか。

つまり「効率的」な株価には不確実な要素、ギャンブル性が含まれているのです。

この不確実な要素に対してベット(賭ける)すること、すなわちそれが株式へ投資をすることに他ならないと私は思います。

最高に効率的なギャンブル=インデックス投資

「株はギャンブル?話が違うよ」とお思いの方もいると思います。しかし、人類の未来が不確実な以上、どのような投資手法であれギャンブル性は確実に存在します。

そのような中、効率的市場仮説に基づき、ギャンブル性を極限まで減らした投資方法。

それが時価総額加重平均へのインデックス投資です。「人類がこれからも繁栄を遂げ、経済は発展し続けるか」というギャンブルへのベット。

このギャンブルに乗れるならぜひインデックス投資をはじめましょう。

まとめ

今回は株は結局ギャンブルということをお話ししました。ギャンブルという言葉は使いましたが、インデックス投資は誰もがやるべき株式を使った唯一の資産運用です。投資を始めたばかりの方は、ぜひともインデックス投資を行ってください。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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