資産運用

ゼロから学ぶ「VIX指数」

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こんにちは、Drオレンジ(@Dr_orange_bita)です。

今回も一緒に学んでいきましょう。今日はコロナショックで一躍知名度を上げたVIX指数について基本的なところを見ていきたいと思います。

VIX指数とは

VIX指数とはVolatility Indexの略称で、S&P500の予想ボラティリティ(値動き)を指数化したものになります。

シカゴオプション取引所が、S&P500のオプション取引をもとに算出・好評しています。

オプションとは

ある期日にあらかじめ決められた価格で買う(もしくは売る)権利のことです。

「●月×日にA社の株を500円で買う権利」を買っておき、期日が来たときA社の株価が500円以上なら権利を使って500円で買い市場価格で売れば儲かりますね。

もし株価が500円以下なら権利を破棄すればOK。はじめの権利代だけ損します。

VIX指数は別名「恐怖指数」と呼ばれ、投資家の心理状態を示す指標として注目されています。

VIX指数が高い=ボラティリティが高い(値動きの幅が大きい)と予想=投資家が先行き不安になっている

ざっくりこんな感じです。

VIX指数はS&P500と逆相関にある?

過去の歴史を見る限り、VIX指数が急激に高まった時に株価が暴落をし、回復するにつれてVIX指数も落ち着く傾向にあります。

コチラはコロナショック時のVIX(赤)とSP500の比較チャート。

VIXが上がると株価が下がる。見事な逆相関が見て取れますね。

こちらはリーマンショック時の比較チャート。

変動幅が大きく違って見えますが、VIXが上がるにつれて株価下落、下がるにつれて株価上昇となっているのが分かるかと思います。

株価の暴落局面の直前、直後でVIX指数は急上昇し株価が堅調に推移してくると投資家心理も落ち着きVIXが下がっていくという一連の流れが見て取れます。

 

しかしここ数か月は株価が上がっているにもかかわらずVIX指数も上昇。

VIX指数と株価の正の相関から、いまの株価水準はバブルなのではないか言われ各方面で専門家が警鐘が鳴らしています。

VIX指数を見て危機察知能力を高めよう

今回はVIX指数について見ていきました。投資家心理が分かりやすくチェックしておくべき指標の一つですね。高値圏からの調整局面の入ったここ数日では特に注目度が高いのではないでしょうか。

今回は以上!

Drオレンジ
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