資産運用

バリュー?グロース?ファンダメンタルズ分析を分かりやすく解説!

 

Drオレンジ
Drオレンジ
こんにちは!Drオレンジです。

 

前回の記事で、
「初心者の方はファンダメンタルズ分析の勉強をして下さい」
と言いました。

ファンダメンタルズ分析ってなに?という方はコチラの記事を参考にして下さい。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の違いを徹底解説!結局どっちを勉強したらいいの?答えはこれだ!

今回は、そのファンダメンタルズ分析の中でも代表的な2種類の方法
バリュー投資とグロース投資
について分かりやすく解説していきます

基本的な意味

まずはバリュー投資・グロース投資という言葉を聞いたことがない方のために、意味をおさらいしましょう。

バリュー投資
投資信託などの運用手法のひとつで、現在の株価がその企業の利益水準や資産価値などから判断して割安にあると考えられる銘柄を買い付ける手法です。多くの場合、株式の個別銘柄の代表的な投資尺度であるPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などを用いて判断し、これらの数値の低い銘柄を買い付けます。

SMBC日興証券「初めてでもわかりやすい用語集」より引用

グロース投資
投資信託などの運用手法の一種で、企業の成長性が市場平均よりも高いと期待される銘柄に投資する手法です。PERやPBRの数値は多少高くても、今後の成長性を評価して投資するというスタンスです。

SMBC日興証券「初めてでもわかりやすい用語集」より引用

なんとなく分かったような分かんないような・・・
といった感じですかね。

しっかりと理解できるように、もう少し噛み砕いて解説していきます

バリュー投資

バリューって、値とか価値って意味ですよね。
バリューの観点から見て優位(=お得な)銘柄を探すのがバリュー投資です。

具体的には、その会社の「今の株価」と、「現在持っているもの」を比較して株価のほうが安い場合に株を買う。という考え方です。

バリュー投資
会社が現在持っているもの>株価



例えば、1,000万円で買える2つの会社、A社とB社があるとします。

A社の社長の金庫には現金1,000万円が入っています。
B社の本社の金庫には現金2,000万円が入っています。
両社とも借金は0です。

どちらの会社を買うのがお得と考えられますか?
・・・そう、B社ですね。

1,000万円でB社を買えば、2,000万円の現金が手に入ったも同然です。
すごい儲かりますよね。2倍になりましたすごい


これがバリュー投資の基本的な考え方です。
こんなオイシイ話があるのか?と思うかもしれませんが、実際にそういう銘柄があるので、手法として確立しているのです。
しかし、ここでポイントとなるのは、バリュー投資は会社が現在持っているものを対象としているため将来のことは分析対象としていない場合があるのです。

B社は、あなたが買った次の日に倒産してしまい、本社の金庫にあった2000万円は消えているかもしれません・・。

グロース投資

グロースは、成長という意味ですよね。
グロース投資は、現在は小さい会社が、将来大きい会社になると考えられる時、まだ会社が小さい今のうちに株を買っておく。という考え方です。

グロース投資
将来の会社>現在の会社


例えば、あなたは大学を卒業したばかりの新入社員です。
就職活動で2社(C社・D社)より内定をもらいました。
どちらに入社をしますか?下の表を参考にして考えてみて下さい。

表



・・どうでしょう。
今後数十年間勤めるとなると、今の規模は小さいですが将来的に大きくなりそうなD社の方に入社したいと思いませんか?

これがバリュー投資の考え方です。
会社が小さくてまだ何も持っていない時期に株を買って、将来会社が大きくなって価値が何倍にも上がった時に売るという手法です。

しかしバリュー投資は、会社が小さくてまだ何も持っていない時期に株を買い付けるため、会社が予定していた通りに成長しない場合は大きな痛手を負うかもしれません・・・。

そんなリスクがバリュー投資にはあるのです。

まとめ

今回はバリュー投資とグロース投資について、両方の考え方をなるべく分かりやすく説明しました
この記事が少しでも皆さんの役に立てば嬉しいです

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