こんにちは、Drオレンジ(@Dr_orange_bita)です。
先日、JTから配当金が入りました。
今回はJTから配当を受け取った所感、そしてタイトルにある通りの疑問をもった経緯をサクッと述べていこうと思います!
JTの前期決算をのぞいてみる
JTの決算期は12月。今回の配当金は上期(1-6月)分で入ってきました。
JTは言わずと知れた高配当銘柄で、いつもSNS上で話題になっている印象ですね。
そして今年の2月頃、最大の魅力だった連続増配が今期からストップすることで一部の投資家から悲鳴とブーイングの嵐(?)が巻き起こりました。
上記はその時の経営計画資料の抜粋です。(今さらですけども)
ちなみに前期決算はこんな感じ。
売上もさることながら、営業利益ベースで10%減は結構キツいですね。
まして2月と言えばコロナウィルスにより先行きの不透明感が高まってきた時期。増配をストップするのは至極当然の経営判断といえます。
むしろ、配当性向が90%とかなりキツい水準であるにも関わらず減配しなかったのは株主想いと言えるでしょう。(まぁ減配できない理由が色々あるんでしょうけども…)
個別株投資でもタコ足配当がある?
以前ツイッターでこんなつぶやきを見かけました。
「個別株でも株主の資本金分を配当に当てたらそれはタコ足配当でしょ」
的な。確かにその通りですね。
配当性向が100%を超えて配当を行う企業は、株主価値を一部毀損しながら配当金を出してるので、ぼったくりファンドのタコ足分配金とほぼ同義と言えそうです。
その点JTは配当性向が高まっているとはいえ、まだ90%なのでセーフ。
しかし、今後減配をしない(できない)方針が続くのであれば、100%超えてくることもあり得るかもしれません。
そもそも事業量が縮小傾向にありますから、本気で買うような銘柄ではないというのが私の率直な感想です。
配当がでなくてもJT買いますか?
さてここで、タイトルの疑問がわいてきます。
JTホルダーの私が言うのはまったく説得力がないのですが、「そもそも配当でなかったらJT株買いますか?」
特にJTを全力で推している各人に色々とお伺いしたい。
まぁ、JTに限らず「配当が出るからこの株買おう」って言う銘柄選びはそもそもどうなんかなぁと思うわけです。
もし配当が出ないなら見向きもしない、でも配当がでるから欲しい。
これって株主のスタンスとして正しいとは思えないんですよね。企業の魅力ではなくてお金につられて株を買ってるだけですから。
だから、配当性向が高まって事業が縮小して、さらに先行き不安が募る状況下でも増配ストップに文句が出る…。
企業の未来や成長を考えない、自己中な株主が生まれてしまう…。
SNSの高配当株投資あおりが生み出す弊害に思えてなりません。
高配当株投資を否定するつもりはない!
念のため言っておきますが、高配当株投資の手法自体を否定するつもりは全くありません。
配当金は株式投資の最大の魅力の一つですし、純然たる不労所得に最も近い存在であると思うからです。
しかし、企業が置かれている事業環境や利害関係者のことを想わない、自分(株主)の配当金を優先しろと訴えるような高配当株投資は節度がなくみっともない。
事前にしっかりと企業をリサーチして減配や増配ストップのリスクも織り込んだ上で投資するのがスマートな投資家のやり方です。
まずはJTよりもインデックス投資!
そもそも高配当株投資は大変リスクがあり、難しいモノです。
もしJTを買おうとしている投資初心者の方がこれを見ていたら切に訴えたい。
まずはインデックス投資しましょう!
というワケで今回は以上!
オススメのインデックス投資のやり方はコチラ

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