こんにちはDrオレンジ(@Dr_orange_bita)です。
今回はIBBという面白そうなETFを見つけたので一緒に見ていきましょう。
IBB基本データ
正式名称 | iシェアーズ NASDAQ バイオテクノロジー ETF |
---|---|
ベンチマーク | NASDAQバイオテクノロジー・インデックス |
設定日 | 2001年2月5日 |
経費率 | 0.46% |
構成銘柄数 | 207 |
IBBはブラックロック社が運営するバイオ株ETF。ナスダックに上場するバイオ株および医薬品関連株を投資対象としています。
バイオ株はクスリやワクチンの開発に成功し特許を取得すると爆発的なリターンを望めることから、一部の投資家では「宝くじ買うみたいなもの」と表現されることも。
IBBはそんな宝くじを207銘柄も詰め合わせており、名づけるなら宝くじ全部買ってみたETF(圧倒的ネーミングセンスにマツコもびっくり)
設定日は2001年とわりと古く、どのようなパフォーマンスを出してきたかとても気になるところですね。それではさっそく詳細を見ていきましょう。
IBB構成銘柄

上位10銘柄はこんな感じ。TOPのアムジェンはカリフォルニアの大手バイオ医薬品メーカーです。骨粗しょう症などの骨疾患やがん・リウマチなど難病の治療薬を開発を行っています。結構投資してる人も多いんじゃないでしょうか?
2位はコロナ禍一躍有名になったギリアド・サイエンシズ、8位にはモデルナも入ってますね。上位銘柄でも最大8%程度とそれほど偏りは大きくなさそう。
勘の良い人は、アッヴィ(ABBV)が入っていないことを不思議に思うかもしれません。実はアッヴィ(ABBV)はNasdaqではなくニューヨーク市場に上場しているためこのETFの投資対象外なんですね。
IBBのパフォーマンス
ではIBBのパフォーマンスを見てみましょう。(灰:IBB、赤:SP500)宝くじ全部買ってみたらどうなるのでしょうか!?
・・いざ!!

とんでもないパフォーマンスですね。2010年ごろまではSP500をアンダーパフォームしていましたが、2011年から約9年間株価の伸び率は目覚ましいものがあります。

こちらは2011年ごろからのチャート。9年で4倍を超える超高リターンですね、200銘柄以上に分散投資これだけのリターンを得られるのはなかなか魅力的。
しかし、分散しているにも関わらずボラティリティの高さが目立ちます。過去3年間の標準偏差はS&P500を大きく上回ります。
IBB・・22.40%
VOO・・16.96%
やはりアタリはずれの多いバイオ株のみで構成されているだけあってハイリスクハイリターンのETFと言えるでしょう。
ちなみに先のチャートにQQQ(ピンク)も加えてみるとこうなります。

直近でこそ負けていますが、2019年ごろまではIBBがQQQをアウトパフォームしていますね。IBBは2013年の65.54%という驚異のパフォーマンスをたたき出したことが大きなリードを作ったようです。
そしてバイオと言えばコロナ。コロナショック前後のパフォーマンスも見てみましょう。
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コロナショック自体のドローダウンも他よりも浅く、ショックからの回復も早いですね。なんと4月ごろにはコロナ前の水準まで回復しています。
ボラティリティこそ高いモノの、一定の底堅さと粘り強い高パフォーマンスが魅力のETFと言えるでしょう。
「宝くじ全部買い」は案外イケてる
今回はバイオ株ETFのIBBを見てきました。バイオ株は将来の不確実性が大きく期待と失望を繰り返し、投資家をふるいにかけていく銘柄が多くあります。
個別株の選定はかなり難しいので、200銘柄以上に分散する宝くじ全部買いは案外悪くない戦法なのかもしれません。
ただしこのETFを保有する際にもある程度の知識は持っておく方望ましいですね。私はDr名乗ってますが医療関連には精通していないので、購入検討の際には良く勉強してからにしようと思います。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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