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こんにちはDrオレンジ(@Dr_orange_bita)です
本日(9/10)よりドコモ口座と連携可能な全35行の口座登録・変更を停止しました。
9/8(火)に七十七銀行はじめ5行でドコモ口座を利用した不正出金が発覚した件に対応する形となります。そしてNTTドコモがアナウンスする不正出金の手口を見ると、ドコモ口座を利用していない人も被害に会う可能性があるかもしれません。
今回はこのことについて見ていきましょう。
ドコモ口座とは
そもそもドコモ口座とはどういったサービスなのでしょうか。
ドコモ口座はNTTDoCoMoが提供する送金・決済サービス。
dアカウントにドコモ口座・銀行口座を登録することで、チャージ(入金)、他のユーザーとの送金/受取ができるほか、ドコモ口座の残高はd払い(バーコード決済)として各加盟店で利用できます。
キャッシュゲットモールというサイトを通じて決済をすると高い還元率でポイントが還元されおトク度と手軽さから、一定のユーザーに支持を得ていました。
不正出金が発覚。ドコモ口座ユーザー以外も被害にあう可能性が。
9月8日(月)七十七銀行(仙台市)を含む5行の地方銀行でドコモ口座を利用した不正出金の被害があったと報じられました。
この報道を受け、翌日9日には35行中18行がドコモ口座との連携を停止、そして本日連携可能な35行すべてのドコモ口座への新規登録・登録変更が停止されています。
この不正出金の手口は明らかにされていませんが、NTTドコモの公式アナウンスによると
「本不正利用は、第三者が銀行口座番号やキャッシュカードの暗証番号等を不正に入手し、ドコモ口座に銀行口座を新規に登録することで発生しておりました。」
とあります。ドコモ口座への銀行口座の新規登録における対策強化について
つまり、ドコモ口座と連携している35行の口座を持っている人なら、ドコモ口座を利用していないくても被害にあう可能性があるといえます。もし35行のどこかに口座をお持ちの方は一度入出金履歴をご確認することをオススメします。(ちなみに私の銀行口座は大丈夫でした。ホッ。)
フィンテックが抱える危険性
今回のドコモ口座不正出金の原因はシステムセキュリティの甘さにあります。
NTTドコモは今回の事件をうけて、オンライン本人確認システムの強化とSMS(ショートメールサービス)による認証の導入でセキュリティ体制を再構築しサービスの再開にあたるとしています。
そもそもフィンテックはIT技術の発展によりオンライン上のセキュリティが確保できるようになったため、業種の垣根を越えて金融サービスの提供ができるとし近年急速に広まってきました。
つまり、IT技術によって安全性の確保が約束されるのが前提でサービスが成り立ちます。
今回のような不正事件が続くようであれば、ユーザーはオンライン上のセキュリティ技術に疑念を感じ、他社のサービスについても利用を控えるにつながるでしょう。
さらにフィンテックサービスはメガバンクや地方銀行と連携するケースも多く、不正事件によって従来の金融機関が長年かけて構築してきた信用・信頼を揺るがしかねません。
バーコード決済やスマホ証券などの各社顧客の囲い込み競争をみていると、手軽!カンタン!ベンリ!おトク!とユーザーにとって心地の良い言葉をならべるばかり。
(広告費にばっかりおカネかけてないで)今回の事件を受けて、ドコモ以外の各社にも最も基本的な『セキュリティ』『安心安全』についてもう一度見直しを図ってもらいたいものです。
まとめ
今回はドコモ口座の不正利用について、事件の概要をまとめて見ていくとともに、フィンテックの危険性についてカンタンに私見を述べました。
甘い言葉でユーザーを誘い込むのも重要ですが、しっかりとユーザーの信頼信用を勝ち取っていくことが金融サービスの基本だと思います。
そして私たちユーザーも、一時のおトク情報に流されるだけでなく厳しい目で各社のサービスを利用・監視していく責任があると痛感しました。
今回は以上!
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